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2022.08.13 Branding ECsite

ECサイトを持つならブランディングは必要!その理由と方法を解説

ECサイトはさまざまな企業が開設しており、そのことから「自社でもECサイトを持ちたい!」と考えているところも多いでしょう。ECサイト自体は現在簡単に開設できるようになっているとはいえ、実際に持つのであればブランディングが必要になります。
この記事では、ECサイトを持つ上でブランディングが必要になる理由やブランディングの方法などを解説しています。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ECサイトを持つならブランディングが必要になる理由

ECサイトを持つ上でブランディングが必要になる理由として、主に5つの理由が挙げられます。

・ファンの獲得につながるため
・売り上げが増加しやすくなるため
・競合との差別化につながるため
・価格競争から脱却できるため
・人材の獲得にもつながるため

それぞれどのような理由なのか、1つずつ見ていきましょう。

理由1.ファンの獲得につながるため

1つ目は、ファンの獲得につながるためです。ファンは重要な存在であり、数が多いほど商品を継続的に購入してくれたり、口コミをSNSに投稿してくれたりといったメリットが大きくなります。
ファンを獲得する方法は複数ありますが、その中の1つがブランディングです。ECサイト上で自社のブランドをユーザーに印象づけることにより、その商品やサービスに対しての愛着や信頼性を勝ち取りやすくなります。

理由2.売り上げが増加しやすくなるため

2つ目は、売り上げが増加しやすくなるためです。ブランディングによってその商品ならではの魅力が伝われば、その魅力に惹かれたユーザーが購入してくれます。リピーターが増えるほど継続的に収益がアップし、売り上げも増加しやすくなります。

理由3.競合との差別化につながるため

3つ目は、競合との差別化につながるためです。ブランディングを行うことにより、他社商品との差別化ができます。そうなれば、他社商品では満足できなかったユーザーから自社製品を購入してもらいやすくなります。
また、差別化によって他社の販売方法といったことに振り回されなくなるところも注目すべきポイントです。自社ブランドにこだわった戦略やマーケティングが展開できるため、さらに他社ではマネできないような方法で販売できるようになるでしょう。

理由4.価格競争から脱却できるため

4つ目が、価格競争から脱却できるためです。ブランディングによって自社商品が持つ価値をアピールすることにより、価格以外の魅力に惹かれたユーザーから購入してもらいやすくなります。
そうなれば他社と価格競争しなくても売れるようになり、それ以外の部分でさらに改善できるようになります。価格競争で安さばかり追い求めてしまうと、最終的に自社の首を絞めてしまうことにつながるでしょう。そのようなことを防ぐためにも、ブランディングで価格競争から脱却することは重要です。

理由5.人材の獲得にもつながるため

5つ目は、人材の獲得にもつながるためです。ブランディングは商品やサービスの認知度を高めるだけではなく、企業の認知度や信頼度も高まります。認知度や信頼度は人材の確保において重要であり、どちらもすぐれていれば、多くの人材が集まるようになるでしょう。
優秀な人材が集まれば、企業がさらに成長しやすくなります。場合によっては自社の商品ファンが面接に来る場合もあり、自社の看板商品をさらに改善できるようになるかもしれません。

ECサイトにおけるブランディング方法

上記で述べたように、ECサイトにおけるブランディングは必要な存在です。しかし、どのようにしてブランディングを行えば良いのかわからない方もいるでしょう。人によっては、専門的な人でなければブランディングはできないと思っているかもしれません。
そのことを踏まえて、この項目ではECサイトにおけるブランディング方法を解説します。以下の流れに沿って取り組んでみましょう。

環境分析の実施

まず行うのは、環境分析です。環境分析とは、事業が影響を受けそうな要因を環境から分析し、市場にある機会や脅威を把握することを指します。PEST分析や3C分析が環境分析を行う際に用いられており、聞いたことがある方もいるかもしれません。
PEST分析は、「政治(Politics)」「経済(Economy)」「社会(Society)」「技術(Technology)」という4つの観点で分析する方法です。もう1つの3C分析は「市場・顧客(Customer)」「競合 (Competitor)」「自社(Company)」という3つの観点を用いて分析します。

競合他社の調査・比較

競合他社の調査や自社製品と他社製品との比較も、ブランディングを実施する上で重要です。どれだけ魅力的な商品であっても、競合他社の商品と似たようなものならば、思うように売れないかもしれません。競合他社との差別化を図るためにも、競合他社の調査や比較を行い、どのようなところで差別化ができるか調べましょう。
なお、競合他社の分析には上記で紹介した3C分析が役立ちます。3C分析は他社と自社の違いが発見しやすく、自社の強みと弱みがどこなのか把握できるでしょう。自社の強みを活かしつつ、他社との差別化が図れる商品ならば、効果的なブランディングができるかもしれません。

ターゲットの選定

ブランディングにおいて、ターゲットは重要な存在です。老若男女すべてをターゲットにしても、思うような効果がありません。きちんとターゲットを狙うことにより、大きな成果を得られやすくなります。
ターゲットに関しては、市場調査や顧客のニーズを把握した上で設定するのは一般的です。場合によっては、調査会社へ依頼してターゲット層に需要が存在しているのかを確認します。

ブランドアイデンティティの策定

ブランドアイデンティティとは、ブランド独自の価値を指します。どのような価値で競合他社と差別化して戦っていくのかをハッキリさせる重要な部分であり、競合他社が展開していないブランド方針を探ります。

コンセプトの策定

コンセプトを決める際には、自社のプロダクトを一番活かせるものにしましょう。むやみにコンセプトの幅を広げてもユーザーに深く共感してもらいにくくなり、反対に狭すぎるとコンセプトの表現の幅を狭くしてしまいます。
コンセプトを決める際には、先に決めたブランドアイデンティティが重要になります。コンセプトというのはブランドアイデンティティをさらに具体的なものに表したものです。そのため、コンセプトを決める際には先にブランドアイデンティティを決めるようにしましょう。

ECサイトのブランディングにおける注意点

ECサイトのブランディングにおいては、以下のような注意点があります。

・一貫性・継続性・計画性を守る
・無理して大々的に広告を展開しない
・ECサイトの運営を怠らない
・SNSはリスクを把握した上で運用する

それぞれどのようなことなのか、1つずつ紹介します。

一貫性・継続性・計画性を守る

ECサイトのブランディングは、一貫性と継続性、そして計画性が大切です。どれもブランディングを行う上で守るべきものであり、どれか1つでも守っていなければ効果が得られない可能性があります。
ブランディングは世界観を統一する必要があるため、一貫性が守られていないと何をコンセプトとしているブランドなのか把握できません。また、ブランディングはすぐに効果が現れるものではないため、継続的に行う必要があります。その上で計画は必要であり、長期的な計画を立てておくことでコツコツとブランディングを実行できます。

無理して大々的に広告を展開しない

ECサイトのブランディングは、大々的に広告を展開しなくても効果が得られるものです。そのため、無理して広告を運用する必要はありません。そのことから、ECサイトのブランディングは中小企業でも取り組めます。

ECサイトの運営を怠らない

いくらブランディングに力を入れても、ECサイトに力を入れてなければ意味がありません。ブランディングと同様に、ECサイトの運営にも力を入れましょう。
例えばユーザーが使いやすいようなサイト構成にしたり、SEO対策としてコンテンツを増やしたりなどが挙げられます。ECサイトも魅力的なものにすることで、ブランディングの効果も得やすくなります。

SNSはリスクを把握した上で運用する

もしECサイトのブランディングでSNSを活用するのであれば、リスクを把握しておきましょう。SNSを使うことで多くの人に情報を届けられます。しかし、良い情報ばかり拡散できるわけではありません。場合によっては悪い情報も拡散されてしまう恐れがあります。
そのため、SNSを運用する際には炎上に気をつけなくてはなりません。現在、さまざまな企業がSNSで炎上してしまったケースが多々あります。これから運営するのであれば、そのような炎上事例をチェックし、炎上しないための対策を設けておきましょう。そうすることで、炎上リスクを抑えつつ情報を広げられます。

物流の品質はブランディングにも影響する

ECサイトのブランディングを考える上で、物流も忘れてはなりません。物流の品質が悪いとブランディングにも悪影響を及ぼします。例えば商品の梱包が甘いと、配達時に商品が傷ついてしまい、商品や会社に対してネガティブなイメージを持ってしまう恐れがあります。
もし物流にも力を入れたいのであれば、外部サービスを利用するのがおすすめです。物流は在庫管理や配送といったことで手間がかかります。外部サービスを利用することで手間を減らせるため、その分ブランディングに注力できます。
外部サービスとしては、「クラチョク」がおすすめです。「クラチョク」はD2C支援サービスのことであり、物流をメインとしています。在庫管理や海外配送などに対応してくれることから、物流に悩みを抱えている方にもおすすめです。詳しくは以下のリンク先をチェックしてみてください。

クラチョク公式サイト

ECサイトを開業するならブランディングも忘れずに!

今回は、ECサイトを持つ上でブランディングが必要になる理由やブランディングの方法などを解説しました。ECサイトにおいてブランディングは重要であり、力を入れる必要があります。そのため、もしこれからECサイトを開業するのであるならば、今回紹介した内容を踏まえつつ、ブランディングにも取り組んでみましょう。

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