弊社ではD2Cビジネスに新たに参入する企業様のサポートを行っています。今回はその中でも重要な、ECサイト作成時に使用するプラットフォーム“Shopify”について、ご紹介したいと思います。
もくじ
1,Shopifyとは?
Shopify(ショッピファイ)とは、本格的なネットショップが開設できるECプラットフォームです。低コストで導入が可能かつ決済手数料が低く、幅広い機能に対応しているため人気となり世界NO.1のシェアを誇っています。
2017年には日本向けにローカライズされ、TORAYAや「靴下屋」Tabioなど、COHINA、Mr.CHEESECAKEなど国内でも多くの企業が導入しています。
国内向けのECサイトだけでなく、海外向けECサイトを展開する事例も多く見られます。
日本文献の少なさがデメリットになっていますが、今ではさまざまなメディアや本などで情報が収集可能です。
今後、どんどん利用が増えていき、新世代のEC構築プラットフォームになると言っても過言ではありません。
2,Shopifyのメリット・デメリット
<Shopifyのメリット>
Shopifyのメリットとして、大きく分けて以下の5つを上げることができます。
1.低コストで導入可能
Shopifyには以下の主要となる3つのプランが存在し、月額制度となっています。
・ベーシックプラン :$29(約3,045円)
・スタンダードプラン:$79(約8,295円)
・プレミアムプラン :$299 (約31,395円)
ただ、これらの3つのプラン以外にも、一番低価格なShopify Lite(ショッピファイライト)や、
エンタープライズ向けのShopify Plus(ショッピファイプラス)というプランがあり、合計で5つのプランがあります。
どのプランも初期費用がかからず、プラン変更はいつでも可能です。
低コストで導入可能で、ミニマムスタートできるのが嬉しいポイントですね!
2.高い機能拡張性
Shopifyでは拡張機能となるShopify App(ショッピファイ アプリ)が沢山開発されています。
その数は5000種類を超えており、今後もどんどん増えていくことが予想されます。
基本機能についていない機能も追加することが可能で、例えばサブスク機能や翻訳機能を追加することが可能です。
既存の機能しか利用できない他社のシステムと比べて大きなメリットです!
3.海外向けECサイトも構築可能
Shopifyは多言語・通貨・海外発送に対応しているので、越境EC(海外向けのECサイト)を開設することも可能です。
国内市場が縮小する今だからこそ、グローバル展開は事業拡大を加速させるはず。
Shopifyで国内ネットショップを運営していれば、多少のカスタマイズで海外向けのECサイト開設が簡単に可能です。
また、Amazon(アマゾン)やeBay(イーベイ)などの大手海外モールとの連携も可能なので、販促チャネルを簡単に獲得できるのも大きなメリットとなります。
4.コストパフォーマンスが高い
ここまでのクオリティの高いECサイトを構築するには、数千万円の費用がかかるフルスクラッチ開発が必要でした。
また、「Shopifyペイメント」を利用すれば、クレジットカードの手数料以外の費用は0円なのです!
Shopifyを利用すれば開発費用が抑えられ、かつサーバー代も必要なく、手数料が低いためランニングコストを抑えることができます。
たくさんの商品を販売する方や、今後ショップを大きく拡大する予定の方にはとてもおすすめです!
5.外部連携サービスが豊富
世界シェアNo.1のShopify(ショッピファイ)だからこそ、多くの大手外部サービスとの連携が可能です。
Google(グーグル)やinstagram(インスタグラム)をはじめとしたSNSサービスはもちろん、NEXT ENGIN(ネクストエンジン)やロジレスなどの物流サービス、POSシステム、モール型ECなどとの連携も可能です。
また、Youtubeとの連携も予定しており、さまざまな大手外部サービスとの連携は今後も拡大していくことが予想されます。
<Shopifyのデメリット>
Shopifyのデメリットとして、大きく分けて以下の3つを上げることができます。
1.英語力が必要になる場面がある
日本にローカライズされてから、ほとんど機能を日本語で利用できるようになりましたが、一部の管理画面やサイトデザインにおいて英語文の説明のみ公開されている場合があります。
アプリに関しては海外の開発者が作っている場合が多く、ECサイトへの導入や説明などに英語力が必要になる場面があります。
2.HTML/CSSなどの知識が必要な場面がある
Shopifyでは、より他の本格的なECサイトに仕上げたい場合や、様々な機能を実装したい場合は、HTMLやCSSの知識が必要となります。HTMLやCSSを利用することによって、より独自の世界観が出せたり、もっと売れやすいデザインに仕上げることができます。
3.サポート体制が万全ではない
Shopifyは現在、日本語による電話サポート対応はしていません。
ECサイトを開設・運営していく中で、不備や不明点などが発生した場合は、24時間対応しているメールにてお問い合わせする形になり、メール対応に時間がかかるケースが多いのが現状です。
以下の記事でコスト面・機能面・デザイン面の良い評判と悪い評判をまとめているので、是非参考にしてみてください!
あわせて読みたい
▶︎【徹底調査】Shopify(ショッピファイ)って実際どうなの?評判をリサーチ
Shopify(ショッピファイ)開設前のチェック項目
最後に、ShopifyでECサイト開設する前にやるべきことをご紹介いたします!
「売れるECサイト」を育てていくのに大事な項目となります。Shopifyだけでなく、ECサイト制作全般に言えることなので是非参考にしてみてください。
<コンセプトメイク>
コンセプトメイクとは、「誰に、どうやって、どんな価値を提供するのか」ということを明言したものです。
ECサイトのコンセプトがきちんと確定している、その後のデザインや集客の先着などの判断がしやすくなります。
また、ターゲットとしているお客さんにより好かれるECサイトを育てることができます。
コンセプトメイクには以下の2STEPが必要です。
①商品を購入してほしい人(ターゲット顧客)を定義する
・属性(年齢、性別、住居地、趣味、家族構成)
・嗜好(価値観、性格、願望、課題、ライフスタイル、接触の多いメディア、よくチェックするサイトやブログ)
・ビジネス属性(職業、業種、部署、役職、年収、学歴)などを決めるのが一般的です。
②ターゲット顧客にとっての提供価値を考える
最初のステップで決めたターゲット顧客に対して、商品を通じてどんな価値提供をするのかを考えます。商品と 価値提供を分けて考えるのがポイントです。
<在庫連携・倉庫管理サービスの連携>
商品発送や在庫管理を自社で行わない場合は、出荷指示や配送状況などを倉庫と連携する必要があります。
Shopifyは以下のようなシステムと連携可能です。
Anylogi(エニーロジ),mimosa,ネクストエンジン,ロジクラ,ロジレス,オープンロジ,シッピーノ,はぴロジ
どの倉庫連携システムを使用するかは、自社のオペレーションに合うか、費用が合うかを確認して選ぶことが必須です。
まとめ
弊社では現在数社のお客様のサイトを、Shopifyを使用し作成しています。
有料無料含めHPのデザインテーマが多数あり、お客様事のイメージに沿った、サイト作成が可能で、満足頂いております。
今後ユーザーが増える事によって、ローカライズが更に洗練された物になれば、更に利用者が増える事でしょう。
現在のD2Cブームの中、今後のアップデートも気になるところです。