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2022.08.13 System ECsite

Shopifyとは一体何?メリット・デメリットやプラン内容などを解説!

ECサイトはさまざまな企業が開設しており、その中にはShopifyを用いて開設したものもあります。ただ、Shopifyについてきちんと知らない方にとっては、いきなり利用するのは不安になるでしょう。
この記事では、Shopifyの基本情報やメリット・デメリット、集客の方法などを解説しています。ECサイトを開設したいと考えている方やShopifyがどのようなものなのか知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

Shopifyとは?

そもそもShopifyとは、ECサイトの開発および運営を助けるプラットフォームのことです。175か国100万ショップ以上に導入されており、日本語にも対応しています。なお、Shopifyの本社はカナダにあり、2021年には時価総額でカナダ最大の企業にもなりました。

Shopifyが人気の理由

Shopifyが人気の理由としては複数のことが挙げられます。例えばShopifyは誰でも気軽にECサイトを開設でき、3分ほどで完了。複雑ではないからこそ、初めての方でも開設しやすくなっています。
また、Shopifyは初期機能が充実しているところも魅力的なポイントです。仮に途中で別の機能が欲しくなっても、Shopifyの場合はアプリが豊富にそろっているため、必要なものだけ選んで機能を拡張できます。
その他、Shopifyは実店舗や日本最大のECモールである楽天との連携も可能です。このようにさまざまな魅力を持っているからこそ、世界中で人気が高いのです。

Shopifyの主な料金プラン

Shopifyはサブスクリプションサービスであり、毎月費用を支払います。Shopifyの料金プランは3種類で、以下のように分かれています。

・ベーシック:月25米ドル
・スタンダード:月69米ドル
・プレミアム:月299米ドル

もちろん、値段によって内容が異なります。例えばベーシックプランならばスタップのアカウント数が2個しかないのに対し、プレミアムプランは15個もあります。その上、プレミアムプランには関税と輸入税の計算機能や市場別のカスタム価格設定という機能も備わっています。
基本的に初めてShopifyを利用するのであれば、一番安いベーシックプランで問題ありません。その後、売り上げを維持できるようになったらスタンダードプランに移行し、さらに大規模な展開ができるようになればプレミアムプランへ移行すると良いでしょう。
なお、Shopifyは14日間の無料体験ができます。クレジットカードの登録をしなくても体験できるため、まずは一度試してみてからShopifyを利用するかどうか決めてみるのがおすすめです。

Shopifyのメリット

Shopifyのメリットは、以下のようなことが挙げられます。

・コストを抑えてECサイトを開設できる
・拡張機能が豊富にそろっている
・越境ECにも対応している
・Shopify Paymentが利用できる
・さまざまな外部サービスと連携できる
・デザイン性が優れている
・SNSやSEOに対応している

それぞれどのようなメリットなのか、1つずつ見ていきましょう。

メリット1.コストを抑えてECサイトを開設できる

1つ目のメリットは、コストを抑えてECサイトを開設できることです。上記で述べたようにShopifyはサブスクリプションサービスを用いていますが、初期費用はかかりません。月額料金自体も他のクラウド型のECプラットフォームサービスと比べて比較的価格が低く、ECサイトを開設する上での予算が少ない場合におすすめです。
また、Shopifyの場合はいつでもプランを変更することが可能。売り上げが維持できるようになったときやさらなる機能が欲しくなったときに、すぐさらに良いプランへ切り替えられます。

メリット2.拡張機能が豊富にそろっている

2つ目のメリットは、拡張機能が豊富にそろっていることです。Shopifyでは、拡張機能となるアプリが数多く開発されており、その数は5000種類以上もあります。そのため、自社で求める機能も見つけられるでしょう。
Shopifyで導入できる機能としては、サブスクリプション機能や翻訳機能などが挙げられます。基本機能についていない機能を追加できることは、競合サービスとの差別化につながっています。

メリット3.越境ECにも対応している

3つ目のメリットは、越境ECにも対応していることです。ECサイトを持ちたい方の中には、海外のユーザー向けに商品を販売したいと考えている方もいるでしょう。Shopifyの場合はさまざまな言語や通貨、海外発送に対応しているため、越境ECが可能です。
Shopifyの場合は、対象国のニーズに合わせて決済や配送を設定することが可能。販売したい国に合うようなECサイトを開設できるため、効果的な商売ができるでしょう。

メリット4.Shopify Paymentが利用できる

4つ目のメリットは、Shopify Paymentが利用できることです。Shopifyでは、独自の決済サービスであるShopify Paymentを導入しています。Shopify Paymentは特別な申請をしなくても導入でき、現在ではShopifyにおける主流の決済方法となっています。
Shopify Paymentは取扱手数料が無料で、他の決済サービスと比べて手続きの手間が非常に少なくなっています。その上、管理画面からリアルタイムで支払い額の確認ができるところも、Shopify Paymentが利用できるメリットです。

メリット5.さまざまな外部サービスと連携できる

5つ目のメリットは、さまざまな外部サービスと連携できることです。Shopifyでは、GoogleやInstagram、NEXT ENGINEなどの外部サービスと連携できます。特にSNSはECサイトの集客で活用できるため、さらなる売り上げアップにつなげられます。

メリット6.デザイン性が優れている

6つ目のメリットは、デザイン性が優れていることです。Shopifyでは、100種類以上のテンプレートからデザインを選ぶことが可能。細かい部分までカスタマイズできるため、ブランドの世界観を演出したり、商品が売れやすいようなデザインにしたりといったことができます。
事実、Shopifyを用いて作られたECサイトはそれぞれデザインが異なります。おしゃれなECサイトもあればインパクトの強いECサイトもあります。さまざまなデザインのECサイトをデザインできるからこそ、自社が理想とするものを構築できます。

メリット7.SEOに対応している

7つ目のメリットは、SEOに対応していることです。SEOとは検索エンジン最適化のことであり、SEOに力を入れることで集客につなげられます。その上、上記で述べたようにShopifyはSNSとの連携できるため、集客に強いです。

Shopifyのデメリット

Shopifyには、越境ECができたりShopify Paymentが利用できたりなどのメリットがあります。その一方で以下のようなデメリットもあるため、利用しようと考えている方はデメリットまで含めて取り入れるかどうか考えましょう。

・英語が必要になる場合がある
・HTMLやCSSの知識が求められる場合がある
・Shopifyだけで集客するのは難しい
・サポート体制がやや弱い

こちらもメリットと同じく、1つずつ紹介します。

デメリット1.英語が必要になる場合がある

1つ目のデメリットは、英語が必要になる場合があることです。Shopifyは基本的には日本語で操作できます。しかし、一部の管理画面やサイトデザインなどでは英語で説明されている場合があります。
そのため、ある程度英語力を持っていると、さらにShopifyを活用しやすくなります。なお、英語力は越境ECを持つ際に必要不可欠な存在です。だからこそ、海外へ販売したいのであれば、英語の勉強もしておくのがおすすめです。

デメリット2.HTMLやCSSの知識が求められる場合がある

2つ目のデメリットは、HTMLやCSSの知識が求められる場合があることです。Shopifyは気軽にECサイトを開設できますが、本格的なECサイトを構築しようとすれば、どうしてもHTMLやCSSの知識が求められます。
ただ、こちらも英語と同じくHTMLやCSSの知識を持っておくことで、Shopifyをさらに活かせるようになります。HTMLやCSSに関してはWebサイトにおいて役立つ知識であるため、この機会に覚えてみるのも良いかもしれません。

デメリット3. Shopifyだけで集客するのは難しい

3つ目のデメリットは、Shopifyだけで集客するのは難しいことです。Shopifyは、あくまでECサイトの開発や運営を助けるプラットフォームです。集客までしてくれるわけではありません。そのため、集客に関しては別に考える必要があります。
ECサイトへの集客方法はさまざまあり、SNSでの情報発信やSEO対策などが挙げられます。集客はECサイトを開設する前からできるため、早い段階で取り組んでおくことで開設当日から多くのユーザーがアクセスしてくれるようになるかもしれません。

デメリット4.サポート体制がやや弱い

4つ目のデメリットは、サポート体制がやや弱いことです。サポート体制が全く整備されていないというわけではありませんが、残念ながらShopifyでは日本語での電話サポートに対応していません。そのため、電話でのサポートを求める場合には英語での対応が必要です。
なお、Shopifyのサポートに関しては、質問を送って回答を得られるまで24〜48時間ほどかかります。質問内容次第であるため、場合によってはすぐに対応してもらえるかもしれません。

ワンランク上のプラン「Shopify Plus」とは?

Shopifyはベーシックプランとスタンダードプラン、そしてプレミアムプランという3種類のプランがあります。しかし、実はもう1つShopify Plusという別のプランがあり、大企業や取引量が多いストア向けに推奨されています。

Shopify Plusの魅力

Shopify Plusでは、Shopify Flowという無料アプリを使うことで受注や在庫表示、顧客管理などが自動化されます。また、無料のLaunchpadアプリを使えば、キャンペーンや商品リリースに関する設定も自動化できます。
他にもShopify Plusの場合、合計10ストアを作成することができ、まとめて管理することが可能です。利用できるテーマの種類も通常のプランよりも増えるため、さらに理想的なECサイトを構築できます。

Shopify Plusと通常プランの違い

Shopify Plusは通常のプランと比べて高機能であり、自由度も高いです。さまざまなことを自動化できるからこそ、EC業務が忙しい方におすすめです。
その一方で、自由度が高いからこそある程度の専門知識が求められます。もしShopify Plusを利用してみたいと考えているのであれば、専門知識を持っているShopify Plus Partner認定企業に相談してみると良いでしょう。

ShopifyでECサイトを開設する際の流れ

最後の項目では、ShopifyでECサイトを開設する際の流れについて1つずつ紹介します。流れをある程度把握しておけばスムーズに開設しやすくなるため、これからShopifyを使ってみようと考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

1.アカウントを作る

まず行うのはアカウントの作成です。Shopifyの公式サイトにアクセスし、メールアドレスやパスワード、ストアの名前などを設定していきます。基本的にアカウントはサイト上に表示されるアナウンスに従うだけで作れるため、初めての方でも問題ありません。

2.ストアをデザインする

Shopifyの管理画面が表示されたら、ストアをデザインしていきましょう。Shopifyの場合は公式のテーマストアにさまざまなテーマを用意しており、その中には無料のものもあります。
テーマエディタに移動したら、ストアの雰囲気に合うような文字や画像を追加しましょう。左側のセクションで表示される順番を調整できます。もしどのようなストアにすればよいのか悩むのであれば、Shopifyで作られた他社のストアを参考にしてみるのがおすすめです。

3.商品を追加する

ストアのデザインが終わったら、商品を追加します。管理画面の左のメニュー内にある「商品管理」をクリックし、「すべての商品」を選びます。その後、項目に沿って商品名や商品の紹介文などを追加します。
また、この際に商品の画像も追加しましょう。画像は商品に興味を持ってもらう上で重要なものです。できれば、プロのカメラマンに商品を美しく撮影してもらうようにしましょう。なんとなくで撮影すると、商品の魅力がユーザーに伝わりません。

4.コレクションを作る

いくつか商品を追加したら、コレクションを作ってみましょう。コレクションはカテゴリー分けのことであり、商品の種類やシリーズなどに応じてカテゴリー分けすることで、見やすいストアとなります。
なお、コレクションを作る際には自動コレクション機能を使ってみましょう。この機能を使うことで、コレクションに入れたい商品と一致する条件を定義しておくことで、自動的にコレクションを作ってくれます。自動コレクションは最大6000個も作ることができ、条件も最大60個設定できます。

5.ページを作る

ECサイトにおいて、お問い合わせに関するページやブランドのページは必要な存在です。Shopifyなら簡単にページを作ることができます。特に日本国内で販売する場合には。特定商取引法に基づく表記が求められるため、忘れないように設定しておきましょう。
まずShopifyの管理画面の「オンラインストア」という欄から「ページ」を選びます。その後、「ページを追加」をクリックし、タイトルと本文を入力しましょう。完成したら「保存」をクリックします。なお、問い合わせページの際はテンプレートから「page.contact」を選択すると良いでしょう。

6.送料や決済方法を設定する

最後に送料や決済方法を設定します。送料は管理画面の「設定」から「配送」を選びます。次に「送料を管理する」をクリックしましょう。そうすることで、送料の設定ができる画面となります。
決済方法は、初めからShopify PaymentとPayPalが紐付いています。ただし、すぐに利用できるわけではなく、Shopify Paymentを使う際にはアカウントの設定を済ませておかなくてはなりません。
なお、Shopifyではさまざまな決済方法に対応しています。クレジットカードやPayPalだけではなく、コンビニ決済やAmazon Pay、キャリア決済などを設定することも可能です。

ShopifyでのECサイト制作は外注も可能

もしShopifyのECサイトを作る時間がないのであれば、外注すると良いでしょう。ShopifyのECサイトは外注が可能であり、ECサイト制作のリソースをマーケティングや商品開発などに回せます。
外注費用は求めているものによって異なります。基本的なものならば50〜100万円が相場です。さらにオリジナリティを求める場合には、100万から300万円かかるでしょう。大規模なものならば、1,000万円ほどかかるかもしれません。

Shopifyで自社の商品を届けよう!

今回は、Shopifyの基本情報やメリット・デメリットなどを開設しました。Shopifyは簡単にECサイトを開設できるプラットフォームであり、世界各国で利用されています。魅力的な部分がある一方で欠点もあるため、その部分まで考慮した上で開設するようにしましょう。
なお、「クラチョク」ではECサイトの物流をメインとしたサポートを実施しています。海外発送や完成品への加工作業、カスタマー対応などもできるため、気になる方はぜひ一度問い合わせてみてください。

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